事業領域

脱炭素化

クリーンでエネルギー効率の良いバッテリーフォークリフトをはじめ、港湾、倉庫、工場などの物流シーンで省エネ・脱炭素化を実現する多様な環境配慮型製品を開発し、国内外の市場に積極的に提供しています。

2030年までにCO₂排出量40%削減を宣言

世界規模の課題であるカーボンニュートラル社会の実現に向けて、物流業界でもCO₂排出量を削減する動きが高まる中、三菱ロジスネクストは2030年までにCO₂排出量を2017年度比で40%削減することを宣言しています。 目標を達成するために、エネルギー効率の良いバッテリーフォークリフトや排出ガス規制をクリアしたエンジンフォークリフトの開発、港湾荷役機器の拡充などに取り組んでいます。また、既存機器を水素燃料電池化するための研究開発も進めています。 三菱ロジスネクストは、環境性能の高い製品・システムの提供を通して、世界のCO₂削減に貢献します。

事業活動に伴うCO₂排出量の削減目標
事業活動に伴うCO₂排出量の削減目標

三菱ロジスネクストの事業活動に伴うCO₂排出量の削減目標

環境負荷の軽減に向けたバッテリーフォークリフトの比率向上

CO₂を排出しないバッテリーフォークリフトの需要が高まる物流業界。日本初のバッテリーフォークリフトを開発したパイオニアである三菱ロジスネクストでは、根強いエンジンフォークリフトへの需要にも対応しながら、環境負荷の軽減を加速させていきます。 鉛バッテリーのリチウムイオンバッテリー化への取り組みもそのひとつです。エンジンフォークリフトと同等の出力が維持できるリチウムイオンバッテリーは、製造時のCO₂を削減できることに加え、充電時間が短いために消費電力を抑えられるなど、鉛バッテリー以上に環境負荷が低いバッテリーとして注目されています。 三菱ロジスネクストは、リチウムイオンバッテリーや水素燃料電池などを搭載した次世代型フォークリフトの社会定着化も視野に入れつつ、世界のフォークリフト市場におけるバッテリー比率のさらなる向上を推進していきます。

環境負荷の軽減に向けたバッテリーフォークリフト
 環境負荷の軽減に向けたバッテリーフォークリフト

港湾物流におけるCO₂排出量削減を推進

国土交通省が全国6地域の港湾を対象に進める、温室効果ガスの排出ゼロを⽬指すカーボンニュートラルポート(CNP)の実現は、日本の脱炭素化において非常に重要な課題です。 港湾荷役機器の分野で国内の大きなウエイトを占める三菱ロジスネクストは、その社会的責任の大きさから港湾荷役機器のCO₂排出量削減を積極的に推進しています。 従来型に比べて約15%の燃費削減とCO₂排出量の低減を達成した新型タイヤ式門型クレーン(RTG)はそのひとつです。三菱重工と開発したこの新型RTGは、将来的な水素燃料電池への換装も可能であり、CNPの実現に大きく貢献しています。 三菱ロジスネクストでは、グループの総合力を活かして荷役機器の新モデル開発や既存機器の水素燃料電池化などを積極的に推進し、港湾物流における最適なソリューションを提供していきます。

カーボンニュートラルポートのイメージイラスト
 カーボンニュートラルポートのイメージイラスト