ソリューション

CCUS

多様な排ガス源からのCO₂を経済的に高効率で回収

カーボンニュートラル社会の実現には、 CO₂排出量の低減に加えて、燃料転換が難しい分野ではCO₂回収が不可欠です。排ガスからのCO₂回収技術で世界トップシェアを誇る三菱重工エンジニアリングは、さまざまな排ガス源からのCO₂を経済的に高効率で回収しています。

ソリューションの特長

世界で評価される優れた省エネ性能と高い信頼性

「KM CDR Process™」は、多様な排ガスおよび小型から大型プラントまでの幅広い回収量に対応できるCO₂回収技術です。

1990年より関西電力株式会社と共同でCO₂回収技術の研究開発を開始し、1999年にアミン吸収液「KS-1™」を用いた商用機第1号を納入。それ以降、現在では世界13か所への納入実績があり、世界トップシェアを誇っています。 本技術では、対象ガスに含まれるCO₂を90%以上回収(純度99.9vol%以上)することができます。加えて、独自の省エネ再生システムによって蒸気消費量の低減を実現しています。

KM CDR Processの世界各国での商業実績
KM CDR Processの世界各国での商業実績

熱利用の効率化とOPEXの最適化

三菱重工エンジニアリングのCO₂回収技術は、世界初となるLNG液化プラントでのCO₂回収・貯留プロジェクトをはじめ、セメントや製鉄プラントといったさまざまな排ガス源に対応したスタディを開始しています。 KM CDR Process™で重要な役割を担うKS-1™は、他のアミン溶液と比べて優れたCO₂吸収性能や耐腐食性・耐劣化性といった特徴を有しています。 また、プラント全体では高い省エネルギー性能を達成しており、運転・管理も容易であることから、運用コストの最適化にも貢献できる技術となっています。

アメリカ・テキサス州のブラウンズビルに建設予定の、リオ・グランデLNG液化プラントの完成イメージ
アメリカ・テキサス州のブラウンズビルに建設予定の、リオ・グランデLNG液化プラントの完成イメージ
LNG液化プラントのブロックフロー図
LNG液化プラントのブロックフロー図

技術改良によるさらなる経済性の向上

カーボンニュートラル社会の実現に向けて、世界中で加速度的にCO₂回収のニーズが高まっています。三菱重工エンジニアリングでは従来のKS-1™に技術改良を加えた「KS-21™」を採用する「Advanced KM CDR Process™」を開発し、ノルウェーのモングスタッドCO₂回収技術センターでの実証実験も実施しました。 KS-21™は、従来に比べて再生効率に優れています。また、揮発性が低く、劣化に対する高い安定性を有していることから、運用コストの削減など経済性のさらなる向上を目指しています。

ノルウェーのモングスタッドにある世界最大級のCO₂回収技術センターの外観
 ノルウェーのモングスタッドにある世界最大級のCO₂回収技術センターの外観